もう失敗しない。介護士の転職でするべき情報収集と振る舞い方

求人は自分が重視すること以外にも目を向けて

介護士の求人は転職サイトでも、フリーペーパーでも、ハローワークでも介護施設の張り紙でも数多く見つけることができます。介護士に転職しようとした場合、求人でまず目がいくのは自分が重要視するポイントです。もちろん、すべてが理想の職場を探していたらいつまでたっても見つからないので、優先順位をつけるのは悪いコトではありません。

しかし、あなたにとってそれほど重要でないように思えることでも、のちのちの働きやすさに大きな影響を与えることもあるので、注意をしましょう。よく求人で目がいくポイントは給料や場所、勤務時間などですが、それ以外にも見落としてはいけない大切なことがいくつもあります。転職を繰り返さないために注意をしましょう。

まず見落としがちなことの1つが創業年数です。

まだ、介護事業を始めて数年の新しい施設の場合は軌道に乗せるために試行錯誤している段階です。とくに、オープニングスタッフ募集というのには注意が必要です。

人間関係がゼロの状態ではじめることができ、いろいろ任されたり、のちのち重要な地位につけるかもしれませんが、その一方で、残業が多かったり、休みが取りにくかったり、マニュアルにない仕事を任されることになるかもしれません。

次に試用期間です。これはおおくの施設で設けられていますが、基本は3ヵ月間です。しかし、6ヶ月や1年ほど試用期間を設けている場合もあります。試用期間はお給料が少なかったりするので、しっかりと確認をする必要があります。

さらに、従業員数が少ない施設も注意が必要です。従業員数が多ければ多い程良いというわけではありませんが、従業員が少なければそれだけ、シフトの融通がききにくかったり、労働時間が長くなってしまったりしまいがちです。

また、従業員数が求人欄と施設のホームページで異なっている施設もあります。このような施設は従業員数に限らず、いろいろなことの管理がずさんである場合もあります。

さらに、派遣として介護士の転職を考えている場合は有期雇用の派遣か無期雇用の派遣かについても注目しましょう。有期雇用の場合は3年を過ぎると雇用を終了するか、直接雇用になるか、無期雇用に移行するかを選ばなければなりません。

派遣から正社員の登用を考えているのならば、派遣会社にも相談してみましょう。派遣よりも正社員のほうが手取りは増えることが多いですが、それに見合わない程残業が多くなる場合もあります。

また、面接の際には施設見学も必ずするようにしましょう。面接担当者は実際に現場で働いている人とは限りません。自分の目で職場になるかもしれない場所を見極めましょう。清潔かどうか、介護を受けている人や介護をしている人の表情はどうかなどを確認しましょう。

お給料についてはしっかりと確認を

介護士として働く場合、お給料はとても重要です。求人欄に書いてある額面を素直に受け取ってしまうのは危険です。

まず、基本給と手当のバランスについて注目をしましょう。要注意なのは基本給が少なくて、手当の配分が多い場合です。手当がいろいろついていることにより、月々に受け取る金額は満足のできる額だったとしても、ボーナスや退職金、年金などは基本給をもとに計算されることになるからです。

また、残業代がみなし残業の場合は、月々の残業時間がどれくらいになるかもチェックポイントです。みなし残業の場合は何時間残業しても貰える金額は同じです。時給制ならば働けば働いた分お金を手にすることができます。

さらに、資格手当や夜勤手当についても確認しましょう。

資格の種類によってどれくらい貰えるかは大きく違います。自分の持っている資格を活かせる職場を選びましょう。あるいは、今後、どの資格の取得を目指したら有利になるかも考えましょう。夜勤手当も施設によって差が激しいポイントです。夜勤でしっかりと稼ぎたい人は夜勤手当が手厚いところを探しましょう。交通費の有無も重要です。派遣で働く場合、交通費が支給されないことも多いです。

転職後は早く職場に馴染めるように

介護士として転職する場合、失敗しないためには求人を精査することはもちろんとても大切です。自分に合った良い職場を選ぶようにしましょう。

しかし、転職が失敗してしまう要因は職場選びが間違っているからだけではありません。自分の振る舞いが原因であることもあります。職場が決まったのならば、職場の欠点や不満に目を向けすぎることなく、少しでも早く職場に馴染めるように心がけるようにしましょう。

働きやすい職場となるかそうでないかは自分の振る舞い次第であることを忘れないようにしましょう。とくに、最初の1週間は重要です。職場に新しい人が来るというのは職場にとってもちょっとしたイベントです。注目を集めてしまう存在だということを自覚しましょう。

とくに、マナー違反や職場の空気を悪くしてしまうような振る舞いをすると嫌われてしまい、そこから挽回するのはとても大変です。

転職後は控えめに、そして誠意をもって

転職後に早く職場に馴染むために心がけることは控えめに、そして誠意をもって仕事に望むことです。

まず基本は挨拶です。しっかりするようにしましょう。そして、敬語です。年下であっても、自分より先輩の人には必ず敬語を使うようにしましょう。タメ口では反感を買ってしまいます。礼儀正しく振る舞うことで、可愛がってもらえ、仕事を教えてもらいやすくなったり、困った時に助けてもらいやすくなったります。

とくに注意しなければならない転職直後にやってしまいがちな反感を買う行動として、前の職場のやり方や常識を持ち出すことがあります。職場ごとにやり方や常識が違います。前の職場でそれが当たり前だったからといって、今の職場ではそうではないことを忘れないようにしましょう。

また、ついつい前の職場のやり方でやってしまい、それを指摘された場合は「この方が効率がよいから」「前の職場ではこうしていたから」などと言うと余計に反感を買ってしまいます。素直に指摘を受け取るようにしましょう。

そして、前の職場で行っていたことで、この施設でも取り入れた方が良いと思ったことは今の職場にある程度馴染んでから提案してみるようにしましょう。

仕事に関しては積極的に質問したり、学んだりするようにしましょう。先輩に質問したり、教えてもらったりすることは積極的で良いことですが、毎回毎回、1から教えてもらうようでは、忙しい先輩にとって大きな負担となりますし、鬱陶しがられてしまいます。

自分の判断で勝手に物事を進めてしまうことはもちろん良いことではありませんが、ある程度自分で考えてから質問をするとよいでしょう。たとえば、「ここは〇〇すればよいですか?」「▽▽と□□どちらをすればよいでしょうか?」などという聞き方が良いでしょう。

また、教えてもらったことはしっかりとメモをとり、同じことを2度聞くようなことはしないようにしましょう。さらに、手が空いたときには「何かすることはありませんか?」と必ず聞くようにしましょう。指示されたことが終わったからといってブラブラしていれば、サボっているとみられてしまいます。

「何かすることありませんか?」と聞いて、「何もないよ」と言われた場合は、掃除をしましょうか?などと提案をすると喜ばれることがあります。掃除の必要が無ければ「何かあれば声をかけてください」と断り、介護の勉強や資料を読んだりするようにしましょう。

転職直後はがむしゃらに頑張り過ぎる必要はありませんが、サボっている、ぼんやりしているとみなされてしまうと、今後の人間関係を良好にしていくのが難しくなります。

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