それでも気になる、介護士になる方法と現場の実態

介護士として働くのに有利な資格とは?

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介護士とは

日常生活が困難な高齢者や心身の障害者に対して、食事や排泄、保清などの身体介護を行います。有資格者になるとその人のために、介護保険などを駆使したケアプランをたてたり介護の相談や助言をすることができます。介護士として働くには無資格でも働ける職場もありますが、転職の際や派遣労働者として働く場合は資格を持っている方が求人は増えます。また実際に働いていても全体的な年収は増えるでしょう。主な資格で取得しやすい順でご紹介します。

ホームヘルパー2級(介護職員初任者研修)

全く未経験の場合は、まずこの資格の取得から始めると良いでしょう。最短で1か月で基本的な介護の仕方やコミュニケーションなどのノウハウを取得でき、おおよそ2〜3万円の月収アップにつながることが多いようです。

ホームヘルパー1級(実務者研修)

2級の後は1級です。現場での責任者になることもでき、介護プランの作成に関わったり管理業務もできる資格です。ここでは、介護に関することだけでなく医療的な範囲まで広げて学ぶことができます。高齢者はほとんど病気と共存しており現場で即役立つ資格になるでしょう。介護福祉士の受験資格でもあります。

介護福祉士

介護福祉士は国家資格であり、ヘルパーより専門性を高め介護のプロという位置づけになります。介護に関する技術はもちろん、ケアプランや法律問題、医療系のことも勉強していきます。厚生省も需要の高まりに応じて取得を勧めており、今後難易度が上がる可能性もあるので早目の受験が得策です。

介護福祉士をとれば求人も増えますし、福利厚生や給与などの待遇面でも一気に有利になるはずです。受験資格として実務経験3年、実務者研修が必要です。介護福祉系の施設で働いて実務経験を積むか、福祉系高校で学ぶか、養成校を受験するかのルートがあります。

介護士の就職と待遇

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就職事情

介護の分野は高齢化社会へ向けて需要が拡大する一方で、様々な企業も進出しており急成長している分野です。介護に関する求人は途絶えることは無く、売り手市場と言えるでしょう。特に介護福祉課程の卒業生の就職率は100%という状態です。ただ、待遇の低さやハードな仕事内容から離職率が高いのも実情です。

派遣介護士として働くには

正規雇用では無く派遣介護士として働くには、福利厚生の実態などについては他の職種と大きくは変わりません。時給換算でいくと給与面の待遇が良い(特に夜勤)、残業が少なく時短勤務が可能などのメリットはあります。

一方で、派遣だといつまで安定して働き続けられるか保証が無いのは他の職種と同様です。ただ、介護の現場は働いてみないと分からないことが多く、はじめは派遣でいってみて働きやすい職場だとわかったら正規雇用と狙う、という道筋もあります。

介護福祉士は転職組が多い

介護福祉士は売り手市場であることなどから、他職種からの転職も多いのが特徴です。一つの施設ではじめから介護福祉士だけで働いている人は案外少なく、聞いてみると意外な前職を知ったりすることもあります。

また、体力に自信があって熱意があれば、年齢や性別、学歴などに厳しくないことが転職組が多い理由の一つと考えられますが、ハードな仕事内容や福利厚生面など、実際の現場をよくリサーチしてから転職は考えることをお勧めします。

介護福祉士の勤務形態と年収

介護福祉士は、人間相手の仕事なのでデイサービスなど日勤だけの所以外施設などでは24時間職員が必要です。当然、夜勤や休日勤務、変則勤務も出てきます。仕事自体も体力勝負でありながら、高給とはいえない現状があります。おおよそ月に15〜17万円(手取り)、年収としても250〜400万円ほどが平均です。

よく吟味すれば、社会福祉法人など福利厚生の厚い施設もありますが、まだ少数派と言わざるを得ません。それでも様々な人生経験をしている方々と相対しながら、貴重な経験を積んで成長も望める職場でもあります。コミュニケーションで始まり、コミュニケーション能力を鍛えられ、それが現場の職員をつなぎとめている一つの魅力です。

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